去る4/22、技術書典4が開催され、サークル伊勢的新常識としてサークル参加してきました。
参加の経緯
同人サークルとしての伊勢的新常識は「blogには書きづらいネタをコピー本にして配ろう」というところから id:tmyt と立ち上げたものです。以後、何回かコミケに参加していますが、僕の仕事の関係上出れるのは夏コミのみという運用です。
しかし、2018年の春先に5年ぶりに二画面スマホが復活するという情報をキャッチした我々。夏コミだとネタを出す時期としては間延びすると思っていたところ、ちょうどよく4月下旬に技術書典が開催されるということが判明。申し込み開始と同時に応募しました。
↑実際はなんと2月上旬に前倒しで発売してくれたZTEさん&ドコモさん。これがなかったら調査が間に合わなくて詰んでた可能性が。
今回の品揃え
新刊の Z-01K Hack Book は、二画面スマホ Z-01K の端末レビューにはじまり、特殊な挙動の解説、非公開APIリファレンスなどを盛り込んだ本です。
「屏風だし和風にしたい」と二人であれこれ言ってたら、あれよあれよと装丁に気合いが入っていきました。大丈夫ちゃんと中身も気合い入ってますから。
↑その後無事やり過ぎた
これ以外に、既刊のAzureaとAristeaの百合本(ツイッタークライアントイメージキャラクター百合)を持ち込むところまでは決まっていました。
とかいってたら id:c-mitsuba が2週間前に「名刺本委託します!」と発表。急遽委託受けすることになりました。
↑この時点では聞いてなかった#技術書典 にて 冬コミで完売した名刺デザイン本 だいたい100冊ぐらい再販します。
— 蜜葉@名刺デザイン本事後物販受付中4/30 (@mitsuba_yu) 2018年4月12日
たぶん無くならないでしょといいつつ、冬コミでまさかの1つも残らなかったので、ぜひ来てください pic.twitter.com/lze9hCAood
あとは発掘された伊勢的黒魔術読本Vol.2。これには5年前の二画面スマホMEDNAS Wの非公開APIリファレンスが取り上げられていましたので、ちょうどいいネタと思って持って行きました。さらにひとりでクラウドつくってみた本を加え、なんと5冊も本が並ぶことになりました。やる気あるサークルみたい…!
当日の様子
値札がこれまで付箋だったのをなんとかするという個人的目標をクリアして、QRコードをつけたそれっぽい値札を用意しました。
屏風本、名刺本、それぞれたくさんあります pic.twitter.com/5SrWIc7UPb
— ゆたか@技術書展4 く46 (@tmyt) 2018年4月22日
コミケの技術書島ではありえない混雑で、人がとぎれませんでした。id:c-mitsuba が「委託だったサークルを忙しくしてしまい」とか書いてたけど、関係なく忙しかったと思う。結局ほとんど本を買いに行くことはなかったけど、これまでにない充実感がありました。
なお、伊勢的新常識としての売れ行きは、いつもネタがニッチすぎる我々なので「いつも通り」でした。
あと、ちらほら Z-01K を持った方が「持ってます!」といって買っていってくれてうれしかったです。
決済手段について
今回は技術書典自体が「かんたん後払い」というシステムを入れていたので、これに我々も乗っかったのですが、それだけだとつまらないかと思い Square も導入してみました。
Z-01K は2画面で Square と技術書典かんたん後払いのアプリを同時に動かすことが出来、またかんたん後払いのほうは OnPause でも動き続けてくれたので、基本的に Square のほうにフォーカス当てておけば良いという理想的な状態で運用することができました。
twitter.com技術書典アプリ、OnPauseでも動き続けてくれて屏風フレンドリー #技術書典 pic.twitter.com/gbqsxcRllN
— いせ (@iseebi) 2018年4月22日
しかし、サークル側としてはそれほど利用率は高いものではありませんでした。
twitter.com技術書典の売上データ集計中。サークル伊勢的新常識における支払手段について集計したところ、83.8%が現金、13.7%がかんたん後払い、2.6%がSquareによるカード決済でした(小数点第2位以下四捨五入なので合計値は100%になりません)。 #技術書典 (読み方によっては公式発表に見えそうだったので再送)
— いせ (@iseebi) 2018年4月22日
ただ、Square のアプリが使いやすく、カード払い以外でも記録できるようになっている(現金も記録できるし、かんたん後払いも「対応外クレジット」で記録できた)ので、支払い方法にかかわらず注文されたものをタップしておく→お金のやりとりを終わらせる→支払いボタンで記録というフローを作ることができ、何がいつ売れたか、POSのようなことができるようになりました。いつも正の字を書いていましたが途中で大体合わなくなってしまっていたことを考えれば、大きな進歩を得た気がします。
あと「技術書典かんたん後払い」という名前は長いので何かもっと言いやすい名前を当てて欲しかったなっていうのと、周辺のサークルさんが Kyash 導入してて「キャッシュで」というのもちょっと微妙な名前だったなっていう感想をもちました。
全体的に
サークル伊勢的新常識に足を運んでいただいた方、どうもありがとうございました。
また、技術書典は技術系サークルが輝ける場だと思い、素晴らしいイベントでした。運営のみなさまおつかれさまでした。是非今後も続けてください。
twitter.com↑これ全サークル分用意するのめっちゃ大変だったと思います。サークルスペースにこんなのまで用意してくれてて運営のホスピタリティの高さを感じた #技術書典 pic.twitter.com/Ri9Qi88L6h
— いせ (@iseebi) 2018年4月22日