マウントできなくなったTimeMachineからデータを救出した話

先日、MacBook Pro が起動しなくなりました。救出ボリュームから起動したらSSDが認識されていません。そうMacBook Pro 13-inch (Early 2011) に Fusion Drive を搭載したら BootCamp 作れなくなった話 - backyard of 伊勢的新常識でも書いた通り、Fusion Drive にしていたので、SSDとHDDのどちらか片方が死んだら起動できなくなるのです。

ですので、TimeMachineを設定していたのですが、よくないことは続くもので、数日前から TimeMachine をマウントできておらず、この週末に直そうと思っていたところなのです。

最近は多くのデータをDropboxやOneDriveといったクラウド上に置いていたので、作業中だった夏コミの原稿を含めて無事だったのですが、問題は手元にしかないiTunesライブラリです。かれこれ15年近く育ててきたライブラリが一瞬で終了したわけです。

このままあきらめるわけにはいかない。SSDはもうマウントすらできなくなったFusion Driveはもう戻ってこないので諦めて、HDDだけの構成にしてMacBookを仮復旧。TimeMachine を救出することを考えて、なんとかデータの吸出しがはじまりました。

まだコピー中ですが、とりあえず手順のメモをかねて。

ディスクユーティリティを使う

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コミックマーケット90にサークル参加します!

伊勢的新常識はコミックマーケット90に参加します。スペースは3日目 西f-04bです。

また今回も、id:tmytスマートフォンアプリを黒い方面になんやかんやする内容のコピー本を出します。今のところ、こういうネタ予定してます。やる気があれば小ネタもう1つくらい足すかも。ページ数決まってないのでなんともですが、500円以下にはなりそうです。

  • 手軽に始める Bluetooth Low Energy 機器解析
  • Aristeaの魔窟 ~ future of Aristea かっこかり

もう夏しか参加できないのに、夏2連敗してたので、すごい久しぶりです。活動の空きが年単位になりますね。

3日目 西f-04b でお待ちしておりますので、何かのついでにお立ち寄りいただければ幸いです。(今回はちゃんと本人います!)

Project Rider EAP で Xamarin がサポートされました (あと .NET Core RTM も)

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先日 Project Rider EAP で Xamarin を書けるか とかいう記事を書いたわけですが、ついに公式に Xamarin がサポートされました。

公式にはどちらかというと、.NET Core RTM やデバッグサポートのほうが先に来てたのですが、かなり待ってただけに当初 Xamarin Support の字しか目に入りませんでした!(ぁ)

とりあえず軽く触ってみた感想を書いてみます。

  • Xamarin.iOS / Xamarin.Android 共に開ける。
  • かなり大きなプロジェクトを開いても全然快適だった。(きちんと見たわけではないけど)
  • 実行するのは Unhandled Exception になって無理だった。
  • Storyboard などのリソースものは開けなかった。
  • IdeaVim がちゃんと動く! Vi モードなくなってアドインになった Xamarin Studio より圧倒的に快適。

というわけで、コード書く分には ReSharper 相当の支援機能や Android Studio 同様のアドインが使えるのでかなり快適です。Xamarin Studio と Rider の両方で開きながら、リソース編集や実行を Xamarin Studio でやれば今のところはいけるのだろうか。しばらく使ってみようと思います。

Xamarin Studio 6.0 から Vi モードがなくなって死活問題になってる方へ

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Xamarin の Cycle 7 アップデートが Stable になり、Xamarin Studio 6.0 が Stable に降ってきました。

Cycle 7 全体については、Stable Release: Cycle 7 | Xamarin Releases からリンクをたどれますが、Xamarin Studio 6.0 のリリースノート の Text Editor のところを見たら、Alpha のときから消えなかった "This release does not include the VI mode." という一文があります。Stable になるときに消えるかなーと思ってたのですが、ついになくなってしまったようです。

Vimmer は多少実装が残念だったとしても、hjkl でカーソルが動かないとコード書くことができません。これでは仕事にならない…と途方に暮れてしまっていたのですが、id:atsushieno さんにコミュニティアドインがあることを教えていただきました。

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グランフロントで働くのやめました

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このたび転勤で本日6月1日から東京配属となりました。*1釣りっぽいタイトルつけてみたかったんです、会社はやめてないです、ごめんなさい。

今の会社に転職してきてそろそろ 5 年、前の会社を辞めたのもだいたい 5 年だったので、時期としてもちょうどいいタイミングだったと思っています。

*1:実際は de:code 2016 に参加するのにあわせて移動していました。

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Project Rider EAP で Xamarin を書けるか。

Project Rider といえば、JetBrains が開発中のIDEです。内部にはReSharperが入っているということもあり、大きく期待されています。

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まだ EAP (Early Access Preview) なので、いろいろ動かない部分があるのですが、我々 Xamarin ユーザーとしては Xamarin の開発に使えるかどうかが最大の興味でしょう。

Xamarin のプロジェクトをロードしたときのエラーメッセージから、なんとなくいける気がしたので試してみました。

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AWS SES+Lambda で作る、ドメインまるっとメール転送

僕は各種サービスに登録するメールアドレスを基本的に Gmail(旧 Google Apps) のエイリアスですべて変えているのですが、困ったことにエイリアスマッピング指定に使う + がはじかれるサービスがとにかく多くて困っています。

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▲正しく入力しているのに「正しく入力してください」と出て、そのたびにイライラしてしまいます。

また、登録上は通るけど、実際に使おうとすると不具合が起こるサービスもあります。*1

いままでは、その度に Google Apps の管理コンソールに行ってエイリアスを登録してきたのですが、アカウントに登録できるエイリアスの上限に行ってしまい、グループを作ってそこにエイリアスを追加していく羽目にもなっています。

スマートフォン上で登録したいタイミングも結構出てきたりして、そろそろ実用上耐えられないなと思っていたところ、AWS の SES が送信だけでなく受信もでき、Lambda でメールを処理させることができるということを最近知りました。

今回やりたかったのは、アカウント名を無視して、サブドメイン部分をアカウントとして転送する、つまりこういう形にしたかったのです。

any@hoge.mail.example.com → hoge@example.com

AWS Lambda SES Email Forwarder というものもあり、簡単に設定できそうだったので試してみました。

設定方法

今回は、us-west-2 (オレゴン) リージョンに設定してみました。

*1:FM802 RADIPASS などは、アカウントの登録は + が通るが、実際のアンケートフォームが + を通さないのでいちいち変更しないといけない。

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