Windows Mobile 向け更新通知ツール AppToDate に先超されちまって、やーるーきーないって。
まったく同じこと考えておりました。
AppToDate Ver2.080416 - W-ZERO3 ツールMEMO
Windows Mobile のアプリって、情報を仕入れてから、実際にインストールパッケージであるCABをデバイスに送るのが一苦労。iPod touch の Installer や au の EZ アプリカタログみたいなのを作れば、もっといろんなソフトを手軽に試せるのに、そう思って僕が考えたのがこれ。
えびのネタ帳 - Windows Mobile 向けパッケージマネージャ Giraffe
AppToDate と Giraffe の考え方はほぼ同じ。
- アプリケーションや更新情報を定義XMLファイル(以下Giraffeファイル)にしてCABに入れる
- そのXMLとCABを配布する
- CABをインストールすると、定義ファイルもインストールされる
- この状態で Giraffe を起動して「アップデート」タブを開くと、定義ファイル読み込んで、アップロードされているXMLファイルを取得、更新されてたら通知する
- その場でダウンロード→アップデートができる。
で、実際に AppToDate 試した訳じゃないけど、ツールMEMOさんの記事を鵜呑みにした上での Giraffe の利点はこんな感じ。
アプリケーションの新規インストールもできる
AppToDate はあくまでも更新通知に特化しているようですが、Giraffeには新規インストールを支援する仕組みがあります。
このサイトにアプリケーション定義XMLのURLを登録することにより、Giraffeのインストールタブに現れ、そこからアプリケーションの新規インストールが可能です。
更新情報の勝手登録ができ、作者はその更新情報を上書きできる
生の状態でCABファイルがインターネットからダウンロードできる状態であれば、GiraffeファイルをCABに入れなくても、誰でもそのアプリケーションのGiraffeファイルを編集してパッケージ情報配信サイトに登録することもできます。
この仕組みにより、未対応のアプリでも思い立ったら配信サイトに登録することができます。また、インストール時に使用したGiraffeファイルを別の場所に控えていて、アップデートも使用することができます。
アプリケーションの作者が公式にGiraffeへ対応することを決めた場合、CABにGiraffeファイルを含めることにより、公式のGiraffeファイルを配信するURLへ変更することができます。
アプリケーションは領域侵犯せずにすむ
僕はWindowsMobileアプリケーションはProgram Filesの各アプリのディレクトリ以下で完結すべきだと考えています。
GiraffeファイルをCABに含める場合、アプリケーションのメインインストール先にGiraffeファイルを配置します。
特殊な共通ディレクトリにファイルをおくことがなく、(僕の精神衛生上)クリーンに保てます。
とまあ、こんな感じで考えてて、すでに配信サイトのシステムは完成、もの自体も作り始めてて、GW中に組めたらなあとか思ってたんですが、AppToDate 出てきたせいで若干やる気削がれ気味。もういいんじゃね?の雰囲気が出てきました。
「ほしい!」とか「俺のアプリも対応するよ!」という声があれば、もう少しがんばってみたいとは思います。仕様に関する質問とか、提案も歓迎します。
だいたい毎晩、#伊勢的新常識 にいますので、直接話を聞かせてくださる方はきていただければと思います。
P.S.
solipt さん、大量更新お疲れ様です。